の懸案だった夏場水温上昇時のアイドリング不安定。
いわゆる熱ダレと言われている症状。

特に渋滞にはまるとあっという間に水温計はレッドゾーンへ。
極めて不安定なアイドリングはたまにあおってやらないと
本当にエンストすることも・・・。
そしてこの状態で渋滞の中を走行しようとすると
どうしてもギクシャクした走りになってしまい、
極めて危険なのだ・・・。

原因としては、
ラジエーターのファンが回りだすことでバッテリーの電圧が低下し、
プラグが失火するからだ、とか、
エアクリーナーがエンジン上部にあるため
吸気される空気の温度が高くなるため
空燃比が狂って不調になるとか言われるが、
正確なところ何なのかはよくわからない。

俺もこれまで「アーシング」や「キャブ同調」「MFバッテリー装着」など
いくつか対策を行なってみたがいまひとつ効果が感じられない。
そこでネットで色々と見てみると
皆さん色々と対策を講じているようだ。

ということでそれらを参考に、
2004年8月の2回目の車検を機会に
どうやら効果が上がりそうな対策をやってみることにした。

今回やったのは
「サーモスイッチをZX-9R用に交換」
「プラグをNGK JR8Cに交換」
「ラジエーター冷却水を交換」
の豪華(?)３メニュー。

ホントはプラグコードの交換などもやってみたかったが、
予算の関係も有り次回へ。

作業や部品注文は全てYSP高井戸にてお願いした。
頼んだ部品がコレ。

今回はラジエーター冷却水の交換も同時に行なったので
サーモスイッチ交換作業としては、
（１） エンジン下部のドレンから冷却水を抜く
（２） サーモスイッチのカプラを抜く
（３）サーモスイッチ交換
（４）新しい冷却水を入れる
という感じ。

サーモスイッチの取り付け位置はココ
（右ダミーダクトカバー内）

作ってるとこが同じなのか、まんま同じ形。
唯一異なるのが表面の刻印。
Vmax純正は「105-ON」、
9R用は「98-ON」と書いてある。
要はラジエーターファンの作動開始温度が
Vmax＝105度、 9R＝98度、と、
9R用のものの方が低いのだ。

つまりは、より早い段階からラジエーターファンが作動し、
水温上昇を未然に防ぐ、ということなのだろうか？

でも結局は水温上がってしまう気がするし、
ファンがずーっと回ってるとバッテリーに良く無さそう・・・。

という懸念もあったが、とりあえず交換し、
純正のサーモスイッチは大切に保管。

さて、そんなこんなで３メニュー無事に終了。
ちなみにエンジンオイルとデフオイルも換えてもらいました。
YSP店長ありがとうございました！

ということで早速、というわけでもないが、装着後、
蓼科、志賀高原、草津など総距離500kmほどの
ツーリングに行ってきた。

基本は涼しい山道だったけど、
草津や群馬の下道ではうまいぐあいに（？）渋滞にはまった。
さて？どうか。

これがなんと！
自分でもビックリするぐらい改善されてしまった！

もうほんと快適！！
水温計の針は真中の黒い点の少し上くらいまでは行くが、
そこからはほとんど動かない。
前のようなレッドゾーンからは程遠い位置。

ラジエーターのファンは確かにかなり早い段階から回っており、
股間の熱はそれなりに・・・だが、このアイドリングの安定感は
感動ものだ。

３つのメニューの内、どれが一番効いたのかは分からないが、
それぞれの相乗効果もあるのではないかと思う。

早くやっておけばよかった。

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