v-max
【バイク屋さんに依頼】

毎回ではないが、去年くらいからエンジン始動時に
ガラガラ音がするようになってきていた。
Vmaxの弱点のひとつ「スタータークラッチ」の不具合の兆候だ。
音がする頻度はだんだんと多くなり、
ついにはほぼ毎回「ガラガラガラガラ！」とか 「ウィーン！」なんていう
恐ろしい音がするようになってしまった。
末期症状だ・・・。
恐らくこの冬は越せないだろう・・・、と判断して
遂にスタータークラッチの交換へと思い立ったのであった。

そもそもこのスタータークラッチという代物が何なのか？
スターターモーターの回転をクランクへと伝える部分である。
スターターからの回転よりクランクの回転が速くなったときに
遠心力（？）によって動力の伝達を切る、という仕組みのようだが、
なんだかクラッチのボルトの締め付けが悪いのか、
構造的に緩んでしまうようになっているのか、
そこががたついてしまって、症状がすすむと
クラッチの破損、さらにはクランクケースに破片が入り込み
エンジンをオシャカにしてしまうこともある・・・
という侮れないものらしい。

ま、そこまで行かなくてもスターターは回るものの
動力を伝えられずに始動不可能な状態になるのは良くあるようだ。
そうなった時、残された始動手段は「押しがけ」のみ・・・。

ということで、最初は自分でやろうか、とも思ったのだが、
特殊工具が要るみたいだし、時間もないので
いつものYSP高井戸でお願いしてしまいました。

ちなみに今回の作業にはオイル交換も必要なのだ。
夏にオイル交換したばかりなのにもったいなかったなぁ・・・。

てなわけでお店に持ち込んだところ
年末で忙しいので時間がかかるとのこと。
待たせるのもなんなので試乗用のT-MAXを貸してくれた。
こういう配慮は大歓迎だ。
結構楽しくて寒いのにも関わらず
半日ほとんどT-MAXで走り回ってました・・・。
（ガソリン半分くらい使っちゃった・・・。）

で、夕方お店に戻るとほとんど作業は終了してたので
画像も作業工程もなにもありません。

交換後取り外された部品を見ると、
スタータークラッチがタイコを介してつかむギアの接触部分が
平らでなくてはならないのに削れて波打ってたり、
スタータークラッチのカバーみたいのがゆがんでたり、
ボルトの山が削れてたり・・・。
結構恐ろしい状態だった。

交換してよかった・・・。

で、当然の事ですが、交換後は始動もバッチリ！
これで安心して乗れるなぁ、としみじみ感動。
オイルも新しくなって、シフトペダルを取り外したついでに
調整してもらって操作感もGOODに。
その辺はやっぱりプロに任せて良かったなぁと思うのでした。

そしてT-MAXは意外と楽しかった。

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